- 開発概要
市街地再開発で注目される名古屋駅前地区の北側で、外壁の緩いカーブに特徴のある超高層ビル「名古屋ルーセントタワー」の建設が急ピッチで進められています。このビルは、名古屋駅の北約400mに位置し、牛島南第一種市街地再開発事業におけるメインの建物で、完成すれば地上40階、高さ180m、貸床面積79,000uとなり、貸床面積では名古屋地区最大となります。この事業は、従前地権者である法人5社と個人1名の組合施行による再開発事業で、開発コンセプトに「名古屋駅前の都市環境形成に配慮した次世代のビジネス拠点の創造」を掲げ、地域の総合的な環境整備とオフィスワーカーの利便性を追及して進められています。
- 施設概要
収容人員7,000人を想定したオフィス棟「名古屋ルーセントタワー」、駐車台数354台の自走式立体駐車場、周辺地域へ安定的に電力供給を行なう中部電力の変電所を建設する他、ビルの地下2階から名古屋駅に直結する幅員6.0mの地下通路を建設します。周辺環境整備としては、敷地西側に巾9.5mの道路を新設し、周辺道路沿いに歩道状空地を整備する等の交通環境に配慮しています。また、事務所棟南側には緑豊かな広場を配置し、オフィスワーカーや来館者の憩いの場を創出します。
【事業の概要】
- 1.事業名
- 牛島南第一種市街地再開発事業
- 2.事業者
- 名古屋鉄道、中部電力、トヨタ自動車、住友生命、大成建設、個人1名
- 3.全体概要
- 所 在 地 :名古屋市西区牛島627番地
開発面積:約2.1ha
地域地区:商業地域、防火地域、準防火地域、駐車場整備地区
敷地面積:14,100u
1.事 業 名: 牛島南第一種市街地再開発事業
2.事 業 者: 名古屋鉄道、中部電力、トヨタ自動車、住友生命
大成建設、個人1名
3.全体概要: 所 在 地 開発面積 約2.1 ha
地域地区 商業地域、防火地域、準防火地域
駐車場整備地区
敷地面積 14,100u
延床面積 143,388u
4.工 期: 一期工事 既存解体工事、特高変電所新築工事
平成13年6月〜平成16年5月
二期工事 オフィス棟、超高圧変電所、駐車場棟
地下道新築工事他
平成16年5月〜平成19年1月
5.設計監理: 鞄建設計
6.施 工: 大成建設
7.事業経緯: 平成 4年 2月 牛島町再開発準備組合設立
平成12年12月 都市計画決定
平成13年 2月 牛島市街地再開発組合設立
平成13年 5月 権利変換計画認可
【開発概要】
■建築物
項目 オフィス棟 駐車場棟 超高圧変電 特高変電所
建築面積 3,883u 1,733u 146u 1,612u
延床面積 115,200u 10,999u 11,091u 6,098u
規 模 地上40階
地下3階 地上7階 地上1階 地下3階 地上3階 地下1階
構 造 S造 一部SRC造 S造 RC造 S造
高 さ 180m 27m 21m 24m
駐車台数 18台 354台
■工作物
地 下 道: 幅員6.0m 高さ2.7m 延長290m
- オフィス棟の特徴とフロア概要
建物の外装はアルミカーテンウォールと小口タイル打込みPC版で、東面の外壁は緩やかなカーブでセットバックしている。これは建物のデザインであると共に、電波の反射障害対策にもなっている。
西側は、日射負荷軽減のため、屋外機置場を配置し
直線的なデザインを基調としたアルミパネルとしています。
4階〜40階は、1フロア当たり2,220uから1,560uのオフィスフロアで、16階には、ビジネスコンビニ、貸会議室が計画されています。ビジネスコンビニは24時間対応で様々なオフィスニーズに応えられる利便施設と位置付け、入居予定のテナントから期待が寄せられています。
3階にはMRIをはじめとした高度な検査機器を備えた健診センターと内科、婦人科、メンタルヘルス等のクリニックで医療モールを形成します。
地下1階〜2階は商業フロアとして、テナントミックスを考慮して誘致した魅力的な店舗が、オフィスワーカーの昼食やアフターファイブをサポートします。
- オフィス棟の設備
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空調方式はゾーン毎に自由に温度調節が出来る冷暖フリーのビルマル チ方式を採用
- システム天井の600角パネルに、照明器具、空調の吹出し口、スプリンクラー等を組み込んだグリッド天井を採用。
- 天井照明に蛍光灯自動調光システムを採用し省エネを実現
- 水損事故を最小限にする湿式予作動式スプリンクラーを採用
- 中央監視設備に連動させた最新型非接触ICカードによるセキュリテーシステムを採用
- 事務室の全ての窓側に個別制御が可能なペリメーターを設置
- エレベーターは、低層、中層、高層のそれぞれのバンクに23人乗り8台を配置し、1階エレベーターホールからスムーズな移動ができる計画となっています。
- 工事の実施状況と今後のスケジュール
再開発の二期工事は、オフィス棟、超高圧変電所、駐車場棟、地下通路の新築工事を一体に行なうもので、地下21mの事務所棟の掘削と地下通路の掘削時に地下鉄東山線の函体や中部電力の既設洞道へ影響を与えることなく、33ヶ月の短工期で工事を完成させる事が命題でした。
工事に当たっては、1999年に完成したJRセントラルタワーズの工事経験を生かすとともに、新しい構造材料、工法にもチャレンジして、行政、再開発組合、日建設計の指導を頂きながらここまで順調に工事を進捗させてまいりました。
現在オフィス棟は、屋上のタワークレーンの解体中で、これから10月にかけて仕上げの最も忙しい時期になります。同時期に建設が進む超高層ビルと共に、当開発事業が名駅地区のさらなる発展の起爆剤となることが期待されています。来年1月の竣工に向けて、関係者一丸となって建物の仕上げ工事を進めると共に、テナント入居工事やビルの運用計画の充実を図ってまいります。
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